美章園店
06-6624-7877
文の里店
06-7898-7963
愛染橋店
06-6648-7855
TOP
Information
About Us
かかりつけ薬局
くすりと健康
営業時間
店舗詳細
会社概要
ホーム
くすりと健康
Medicine and Health
アレルギー性疾患の予防と対策
アトピー性皮膚炎
■ほこりの原因とその対策
ハウスダストを防ぐために、ほうきやはたきを使わずに雑巾で拭き取るなどまめに掃除をしましょう。
家具や棚などの水平面はほこりがたまりやすい場所
家具などは必要以上に置かないようにして、部屋をすっきりさせましょう。
家具の上を掃除するときには、はたきは使わず掃除機で吸い取るか、雑巾で拭くとほこりが立ちません。
カーテンもほこりがたまりやすい
こまめに洗ったり掃除機をかけるようにしましょう。 布団は早めに敷いて、ほこりが静まってから床に入りましょう。 ほこりの出やすい衣類はポリ袋に入れてから家具に収納しましょう。
■ダニの原因とその対策~ダニのすみかは家中に
カーペット、畳にはダニが多く存在します
カーペットや畳は避けて、ダニの少ないフローリングの床にするのが望ましいのですが、 どうしても無理な場合はこまめに掃除機をかけましょう。床面1㎡あたり20秒かけて吸塵するのが目安です。
ソファーもダニが多く存在するものの一つです
特に織物のソファーはダニが多いので、なるべく 使用を避けるか、ビニールや革製のソファーに変えた方がいいでしょう。
ぬいぐるみはダニの温床です
できるだけ自分の部屋に置かないようにしましょう。 特にベッドサイドなど寝室への持ち込みはやめましょう。 鼻炎のお子さんをお持ちの場合は、洗えるもの、布製以外のおもちゃに換えることも効果的です。
■日光にあてる場合は
寝具、畳、マットレス、じゅうたんなどを定期的に日光にあてましょう。布団を干すときにたたいたり、 途中で裏返したりするとより効果的です。最後にしまう前には掃除機をかけるとよりよいでしょう。
また、ダニを通さないためにも、寝るときの布団・枕カバーはなるべく織り目の細かく 詰まったものにしましょう。
■ペットについて
犬、猫、鳥などの体毛の多い動物は飼わないようにしましょう。もしペットを飼いたい場合は 金魚などにしましょう。 また、 動物を素材にした寝具、衣類、じゅうたんを避け、化学繊維のものを使いましょう。
■気温変化、エアコン、その他
気温の変化に気をつけ、冷えすぎたり風邪をひかないようにしましょう。
エアコンの冷風に直接あたらないようにしましょう。また、 エアコンの内部は湿気が多くほこりが たまりやすいため、ダニのすみかとなりやすく、フィルターが汚れたままで使用すると、内部の ほこりや カビが吐き出されて部屋の空気が悪くなりますので、 フィルターはよく掃除をして清潔にし、 こまめに交換するとよいでしょう。 チリダニの餌となる毛髪のふけや食物のくずを床に残さないようにしましょう。
ダニは高温で湿気の多い環境を好みます。温度 25 ~ 35 度、湿度 65 ~ 85 %が ダニの最適な繁殖条件とされています。
■その他の注意点
天気のよい日には窓を開け、風通しをよくして、部屋に熱や湿気がこもらないように、 梅雨時には除湿をするとよいでしょう。
空気清浄機を利用して室内に浮遊している塵やほこりを除去して、空気をきれいにすることも有効です。 なかでもイオン式よりファン式の方が、塵やほこりの除去に優れているといわれています。
季節的に増加するカビは5月頃と9~ 10 月頃に特に増加する傾向で、また家の周りの枯れたり 腐ったりした木や草が多い戸外に多く発生するため、すぐに除去しましょう。
外出時はマスクをつけ、帰宅したら目・鼻をよく洗いうがいをしましょう。
風が吹く日には胞子の飛散が多いので、できるだけ外出しないようにしましょう。
特に原因となる植物の開花期の風の強い晴れた日には注意が必要です。 また、身近の雑草(ブタ草など)が原因の時は開花期前に除草して下さい。
アトピー性皮膚炎の予防と対策
■日常生活での対策
規則正しい生活をし、暴飲暴食は避けましょう。
皮膚をかくとバリア機能がこわれてしまい、かいた刺激によりかゆみがさらに強くなります。 かくことが癖になっていることもありますのでなるべく意識してかかないようにしましょう。
また、爪は短く切り、ヤスリで丸めておくようにしましょう。
■お薬との付き合い方
外用薬で炎症症状がコントロールできる方は、乾燥から肌を守るために、かつ症状が悪化
しないように、保湿剤によるスキンケアを行いましょう。もし保湿剤を使って刺激感を感じたり、 あるいは症状が悪化したら、すぐに使用をやめて医師に相談してください。
医師に処方された薬を勝手にやめてしまったり、医師の資格がない者により行われている
民間療法で、症状を悪化させてしまうことがあります。
薬の使い方や日頃の注意事項は医師の指示をよく守り、わからないことがあれば、必ず医師に 相談するようにしましょう。 薬物療法を行っても十分によくならない時には、血液検査や皮膚テストなどで 症状を悪化させている原因(悪化因子)を調べる必要があります。
■悪化の原因その1
悪化因子としては乳幼児では食事アレルゲン、小児から成人では環境アレルゲン (ダニやハウスダストなど)があげられます。
その他に花粉、衣服の素材なども年齢に関係なく悪化因子になることがあります。
■悪化の原因その2
ストレスも要因になります。 特に成人のアトピー性皮膚炎では、人間関係や多忙、進路葛藤、自立不安などの 心理社会的ストレスによって、習慣的に皮膚をかいて傷つけるために症状が 悪化していることがあります。 小児の場合、愛情の欲求が満たされていない不満から、皮膚をかいて傷つけていることがあります。
もしストレスが原因で悪化するのを防ぐには心身両面からの治療が必要で、場合によっては 精神科医などを受診した方がよい場合もあります。
離乳食はあまり早くから始めないようにし、またいろいろ与えすぎないようにして下さい。
そして過度の食事制限は、子供の体の成長や脳の発達を妨げますので避けてください。
確実に悪化因子となっている食物があれば、一定期間制限して経過を観察します。
エンドレスに食事制限することは無意味ですので、様子を見る程度にとどめてください。
■入浴等で気を付けたいこと
毎日、入浴したりシャワーを浴びて皮膚を清潔に保つことは非常に大切です。
しかし、洗浄力の強い石けんや熱いお湯は刺激が強くかゆみも強くなるので、 石けん・シャンプーなどは低刺激で、無香料・無着色のものを選び熱いお湯は避けましょう。
入浴後の保湿ケアも忘れずに。汗や汚れが長く皮膚についていると、かゆみが増し症状を 悪化させるので、早めに洗ってよく拭きましょう。
この時、タオルで拭くときも押して水気を取るなど刺激を与えないように注意しましょう。
入浴で体の汚れや皮脂を洗い流した後、皮膚のバリア機能を補うために保湿剤をぬって乾燥を防止し、 皮膚を保護します。軽い湿疹なら保湿剤だけで治ってしまうこともあります。
保湿剤やぬり薬は、皮膚がまだしっとりしているときに使用すると効果的です。
■洗濯で気を付けたいこと
洗剤は必要以上に使用せず、粉末のものは溶かしてから、または液体洗剤を使用しましょう。
柔軟剤や漂白剤は繊維に残るので避けた方が無難です。
洗剤が残った肌着や衣服を着ると肌を刺激することがあります。 このためにもすすぎを十分に行うことが大切ですので、自動洗濯機の場合はさらに1回多くすすぎを行うとよいでしょう。
衣類、特に直接肌に触れる下着類は、肌に優しいやわらかな木綿製のものにしましょう。 皮膚に刺激のあるナイロンなどの化学繊維や堅い繊維、毛羽だった繊維などは、かゆみや湿疹をひどくすることがあります。
新しい肌着などは製造過程の薬品が残っている場合もあるので、使用前に1回水洗いしてから使用しましょう。
■掃除で気を付けたいこと
ダニやほこりがアレルギーの要因となっている場合が多いので、よく掃除をして室内を清潔にしましょう。
ダニやほこりを防ぐために、適温・適湿を保つことも大切です。
掃除機は目に見えるゴミやホコリを綺麗にしますが、アトピーの原因物質を完全に取り除くことはほぼ無理です。
もっとも効果的で基本的なのはふき掃除です。ゴミやほこりの多い家具の裏や タンスの上、カーテンなどもしっかり掃除して下さい。
特にじゅうたんは敷かない方がよいのですが、敷く場合には表面や裏面、さらに床下まで丁寧に掃除しましょう。
■ダニで気を付けたいこと
布団やマットレスは日に干して、よく叩いた上で表面を掃除機で十分吸って下さい。
布団や枕もダニのすみ家となるので、干すときは日光によく当てた後、掃除機で 吸い取りましょう。また布団乾燥機の使用も有効です。
最近では防ダニ加工を施した寝具も市販されていますので、それらを購入するのもよいでしょう。
冷房設備の充実やアルミサッシ等による住宅の密閉化、じゅうたんやソファーの使用などは ダニやカビの繁殖に好条件です。
家全体の換気をよくし、ぬいぐるみ、ムートンなどホコリの付きやすいものは極力置かず、 掃除をしやすいように家具の凹凸を減らしましょう。
また、冷暖房機のフィルターの掃除もこまめに行い、ペットは犬や猫に対する IgE 抗体が陽性の人は、その飼育を止めた方がよいでしょう。
■その他気を付けたいこと
化粧品
化粧品は、下地に使うクリーム、クレンジングは極力避け、使う際には化粧品は 無香料、ノンアルコールのものを選び、帰宅したらすぐに洗い落とす習慣を付けましょう。
ステロイド
マスコミ等の誤った報道により「ステロイドは怖い薬」と思いこんで勝手に ステロイドを止めてしまった結果、症状が悪化してしまう例が増えています。 ひとことでステロイドといっても、効果が強いものから弱いものまであり、 症状・使用期間・使用量・使用部位によって使う薬が異なるので、用法や使う薬が 間違っていない限りは安心です。
帯状ほうしん
■帯状ほうしんの予防と対策
通常は治療を受けて安静にしていれば約3週間で治る病気ですが、帯状疱疹後の神経痛なども 予防する上で、早期に適切な治療を受けることと安静を守ることが最も大切です。 初期には神経痛に似た痛みのため、不眠にならないよう注意しましょう。
びらんや潰瘍のあるときは入浴は避けますが、その他の場合は入浴してもかまいません。 入浴後は水疱を破らないように水気を取り、必要によっては外用剤をつけかえましょう。
皮膚の症状が消える頃には痛みも取れますが、時にはピリピリする焼けるような痛み (帯状疱疹後神経痛)が続くことがあります。このような場合、医師の指導に従って適切な治療を 続けましょう。
普通は人にはうつりませんが、水ぼうそうにかかったことがない人、又は妊婦さんや 白血病、悪性腫瘍、 移植手術後の患者などの病気で免疫機能が低下している人には、 うつることがありますので注意して下さい。