コレステロールと心臓病とは、切っても切れない関係にあります。
総コレステロールが220mg/dl以上の人は、心臓の血管の動脈硬化が進みやすい状態に、
逆にHDLコレステロールが40mg/dlを割ると、心臓病の人が多くなります。
「油を使った料理は1日2品までとし、脂肪のとりすぎに注意しましょう。」
製造後日数を経た保存の悪い油加工品は過酸化脂質が多く、動脈硬化や肝障害の原因となるので 避けましょう。
LDLコレステロールは酸化すると動脈硬化を起こす原因となります。
LDLコレステロールの酸化を防ぐ働きのあるビタミンE、Cやベータカロチンなどを多く摂り、
動脈硬化を進めにくくしましょう。
「早食いは大食いのもとです。ゆっくり、よく噛んで食べましょう。」
高脂血症の人は、食べ過ぎていることが多いものです。肥満している人には特に効果的です。
食べ過ぎや肥満は、LDLコレステロールや中性脂肪を増加させ、かつHDLコレステロールを
減少するために動脈硬化を引き起こす原因となります。カロリーのとりすぎは脂肪の合成を高めるため、
なるべく標準体重を守りましょう。
【1日に必要なエネルギー(kcal)】
大人: BMI(身長m×身長m×22)×25~30kcal
(食物繊維を多く含む食品)
野菜(にんじん、ゴボウ、切り干し大根、ほうれん草、ブロッコリーなど)、
海草(ひじき、わかめ、昆布など)、豆類(大豆、豆腐、小豆、そら豆など)、キノコ類など。
(コレステロールを多く含む食品)
レバー、モツ、いくら、たらこ、丸干し、しらす干し、塩辛、卵の黄身など。
(動物性脂肪)
バター、生クリーム、ラード、肉の脂身など。
(植物性脂肪、魚類に含まれる油)
いわし、さば、カレイ、サンマ、マグロ、サラダ油、コーン油、オリーブ油、マーガリンなど。