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Medicine and Health

風邪・せき・熱

風邪の予防と対策

■かぜをひかないために
普段からバランスのとれた栄養補給と適度の運動と休養に心がけ、極端な厚着や薄着に気をつけ、衣服の調節をこまめに行いましょう。 たばこは鼻や喉の粘膜を刺激し、ビタミンを破壊するといわれていますので慎みましょう。
風邪が流行しだしたら、外出から帰ったときのうがいを心がけましょう。
室温は18~20℃で、空気が乾燥していると鼻や喉の症状が悪化しますので、加湿器などで室内が 乾燥しないように気をつけましょう。
夜明けの急激な気温の低下は咳を誘発するので、室温を保つ工夫が必要です。
風邪の引き始めは温かくして、入浴は控え、早めに就寝して睡眠を十分とるようにします。
■かぜをひいてしまったら
風邪の治療は安静にして体の回復力をを高めるのが基本です。特に熱があるときは、できるだけ休養をとります。
食事は温かいもの、消化のよいものとし、水分・ビタミンCの補給を十分にして下さい。
■お風呂は・・・?
熱がなければシャワーを浴びたり入浴してもかまいませんが、あくまでも体を清潔にすることを目的にして下さい。
長い時間入浴していると、体温が上がって体力を消耗します。体温の上昇は、発熱を誘う要因にもなります。 また、湯冷めしないように部屋を暖かくしておきましょう。
■食事は・・・?
熱があるときは、熱のため消化能力が低下し代謝は亢進していますので、 消化吸収がよくて温かい、高エネルギーの食事をとりましょう。
冷たい果汁などを少しずつとるのも効果的です。
さらに高熱の時はビタミン類の消耗も亢進しますので、ビタミン類の多く含んだもの、 特にビタミンCの多い果物、野菜を十分にとりましょう。発熱で失われたビタミンを 補給します。
■食欲がない時は・・・?
喉が痛いときや食欲のない時は、味は薄味にして刺激が少なく水分の多いもので、 なめらかなもの、柔らかいもの、栄養価の高いものにしましょう。食事は無理にとるより、 食べたいものを食べたいときにとるようにします。 また、咳が激しい時は、からし、わさび、カレー粉等刺激性の強い香辛料は控えましょう。
(番茶・熱いレモンティー・葛湯・かゆ・スープ・牛乳・パンがゆなどが、風邪をひいたときにはおすすめです。 発汗を促し、失われた水分を補給し、痰を切る効果があります)
風邪の時は、下痢や嘔吐を起こしやすくなっています。
症状が軽いのに風邪が長引いて気分が沈みがちな時は、起きて家族と話をするほうが 心理的によいこともあります。

せき、たんのケア

■ 室内の乾燥に注意
コンコンという「せき」があまり長引くと、気管支喘息発作の始まり、 気管支炎や肺炎といった重い病気に進んでいることがあります。
また、せきが続くと体力も消耗します。室内が乾燥しないよう、特に気をつけましょう。 おさまらないときは医師と相談して子ども用のせきどめ薬を使うことも考えていいでしょう。
■ 眠れないときは上体を起こす
せきで苦しいと、なかなか寝つけないものです。 その場合は、胸のあたりから上にたたんだ布団を入れてやるなど、上体をやや高めにして寝かせてあげたり、 抱っこしてやさしく背中をさすってあげましょう。 睡眠中はせきもおさまるものです。
■ たんの色、 粘り気をチェック
たんがからむようなら、まず、ティッシュにとったたんの色や粘り気をチェックします。
透明でさほど粘り気がないなら心配ないでしょう。緑色がかっていたり、強い粘り気がある場合には、 念のため小児科でみてもらいましょう。
■ 水分を多めにとる
たんがからむとせきが出て苦しくなります。たんを切るには、水分を多めにとることです。
食事も水分を多く含む調理法や、果物を多めにとるよう心がけてあげましょう。
水分補給の大切さ

下痢などを伴わない通常のかぜであれば、即座に脱水症状を心配する必要は 消化吸収がよくて温かい、高エネルギーの食事をとりましょう。
冷たい果汁などを少しずつとるのも効果的です。
さらに高熱の時はビタミン類の消耗も亢進しますので、ビタミン類の多く含んだもの、 ありませんが、鼻みずが出たり、汗をかいたり、かなり身体から水分が失われるので、 普段よりも水分を多めに与えてあげるようにしましょう。