糖尿病の治療は、食事療法・運動療法・薬物療法が3本柱となり、この3つがうまく並行して初めて十分な効果が得られます。
適正カロリー(必要最小限の指示カロリー)でバランスよく食べましょう。
食事療法を長く続けるために、調理はむずかしく考えずに家族と同じ食事の中から工夫しましょう。
高血糖状態を放っておくと、目や腎臓の障害、心梗塞や脳梗塞を起こしやすくなりますので、
きちんと血糖をコントロールしましょう。
低血糖になったと感じたら、すぐに砂糖、あめ玉、ジュースなどの糖分をとって下さい。(砂糖ですと10~30gが目安)
そのために普段から3~4個の袋入り砂糖を持ち歩き、いつでもどこでもとれるよう準備しておいて下さい。)
高所作業や自動車の運転などの危険を伴う作業に従事している時に低血糖を起こすと事故につながりますので、特に注意して下さい。
1日に必要なエネルギーの計算方法 標準体重(身長㎡×22)×25~30kcal
インスリンの自己注射法の原則は皮下注射です。筋肉注射は、インスリンの吸収が必要以上に促進され、 低血糖を起こすことがあるため避けて下さい。
入浴により血液の循環が活発になると、インスリンが非常に速やかに吸収されて 低血糖を起こす可能性が高まるため、入浴直前・直後の注射は避けて下さい。 また同じ理由から、注射直後に運動もしないで下さい。