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Medicine and Health

こころ

うつ病の予防と対策

■一番大切なこと
うつ病の治療で一番大切なことは休養です。心と体をゆっくり休めましょう。
  • 他の病気と同じように、うつ病も早めに治療を開始すれば、それだけ治療効果は高くなります。
  • 治療にはある程度時間がかかるため、目先の効果に惑わされないで下さい。
  • 抗うつ薬は、飲み始めてから数日たってから徐々に効果が現れてくるため、すぐに効果が 現れないからといって、途中で服薬を中止しないで下さい。
  • 症状がよくなっても、再発予防のためにある程度服用を続けてから徐々に薬の量を減らしていく 必要があるため、個人の判断で服用を中止してはいけません。
■注意すること
うつ病が気の持ちようではなく、れっきとした病気であることを患者さんだけではなく、 家族も理解することが何よりも大切です。
  • 患者さんに考えや決断を求めることは控えましょう。
  • 外出や運動を無理にすすめず、第一にゆっくり休ませましょう。
  • 重要な決定は先延ばしにさせましょう。
  • 家事などの日常生活の負担を減らしてあげましょう。
  • 「元気を出せ、病気に負けるな」などのはげましや、内面的なことを指摘するような行為は 逆効果ですので避けましょう。
  • 休養しているのを怠けているようにいうのはやめましょう。

パニック症候群の症状と治療

■パニック症候群とは
パニック症候群とは、突然激しい不安に襲われ、胸がドキドキしたり、息が苦しくなったり、 めまいがしたりする発作(パニック発作)が繰り返し起こる病気です。
  • 100人中1~2人にみられる症状です。パニック症候群は気のせいや性格の問題ではなく、 身体的に原因のある病気です。
  • 治療によって治りますので、できるだけ早期に、かつ適切に治療を続けることが大切です。
  • パニック症候群の治療薬は飲みはじめて数日してから効きはじめ、1~4週間すると はっきりと効果が現れてきます。根気よく薬を続けることが必要です。
  • 症状が消えるのに3~6ヶ月間かかりますが、ここで薬をやめてしまうと症状がぶり返すことが 多いので、さらに数ヶ月~1年間は飲み続ける必要があります。
  • 薬を飲んでいる間も普通に日常生活を送って下さい。 ただし、風邪をひいたり、カフェイン飲料をとりすぎると パニック発作が起きやすくなりますので 注意しましょう。
■ご家族へ
パニック症候群は気のせいで起こるのではなく、身体的な病気であることを理解し、 温かく見守ってあげることが大切です。 パニック発作が起こったときは、そばにいて安心感を与えるようにしてあげて下さい。 適切な治療によって確実に治りますので、家族の方もあせらずじっくりとバックアップしましょう。

不眠症の予防と対策

■入眠しやすくするために
  • 眠くなってから床につくようにしましょう。
  • 必要以上に眠ろうとせず、眠るために読書などの習慣があれば続けるようにしましょう。
  • 規則正しい生活習慣を身につけ起床時間を一定にしましょう。
  • 睡眠不足解消のために寝る時間を必要以上に早くするのはやめましょう。
  • 日中の居眠りや昼寝は極力しないようにしましょう。
■寝る前に食べすぎないよう注意しましょう
  • 空腹で眠れないときはミルクなどの消化のよいものをとるようにしましょう。
  • 昼間はなるべく日光にあたるように心がけましょう。
  • 適度の運動や入浴などでストレス解消に心がけましょう。
  • 毎日午後に適当な運動をするように心がけましょう。
  • 寝酒は我慢するか、できるだけ少量にとどめましょう。
  • 夕食後のコーヒーや紅茶は控えましょう。
  • たばこの吸いすぎも睡眠の妨げになるので控えましょう。